一番大切なのは「楽しく」仕事ができるかどうか

ベンチャー企業が急成長を遂げた後、結果として会社規模が大きくなってくると、自然と安定期が訪れます。

そのフェーズに入ると売上は今までに比べると増えない代わりに、増えた人と余ってきた時間を使って、今後より安定的に成長するための組織作りをしっかりする必要が出てきます。

そのフェーズになると、会社が小さい規模だった頃からいた人の中には、つまらなく感じたり物足りなく感じたりする、または会社の雰囲気が合わなくなって、次の職場に移る人が出てくるというのが普通の流れです。

私も、そのフェーズで会社を辞めて別の会社に転職をした経験があります。合理的な行動だと今でも思っていますが、最近別の考え方もあるなと思っています。なぜなら、会社の中でどういうポジションにいるかによって、取るべきアプローチが変わってくるからです。

どのアプローチを取るかは人それぞれですが、全社的にその動きが出てくると、いくら他の会社での経験が無いとはいえ、新卒や若手社員が雰囲気で察してしまうのです。

「この会社って、もう魅力ないのかな」
「仕事が楽しくなかったんだろうな」
「これからどうなっちゃうんだろうね」

・・・とか。

そういうマイナスの雰囲気って不思議と一気に広まり、入社時は熱かった人達からも意欲を奪っていきます。プラスのムードを広げるのは難しく、マイナスのムードは一気に広まります。そして、悪い方向のスパイラルに入っていきます。

私も昔はそういう雰囲気を感じつつも「自分は自分」と割りきって行動していたのですが、自分より若い人達が多い環境にいると、少しでもそういう雰囲気を止めたいなと、自然と考えるようになってしまいました。「できるだけポジティブでいるよう努めよう」と思うようになりました。

人間関係が少しでも良くなると思えば、飲み会にもいくらでも参加します。ネタを作って笑ってもらえるなら、いくらでも頑張ります。

それが少しでも「出社が楽しい」とか「仕事がやりやすい」と思えるきっかけに繋がるのであれば、嬉しいことこの上ないですね。少しづつでも楽しいことが重なっていけば、ちょっと先の将来も、よりポジティブに考えられるようになる、自分はそう思っています。

むしろ、そう思わせてあげられるような環境を全力で作らないと、夢を持って会社に入ってきた若い人たちにすっごく申し訳ないと思うのです。(考えすぎかもしれないのですが。)

仕事が”楽しい”と思うときは、内容が楽しいからというのもありますが、周りにいる一緒ということが”楽しい”と思えるからだと思うのです。

なので、その仕事がとても大変で、一見不毛に思えるような仕事でも、みんなで笑いながら取り組んでいけば、それはいつか”楽しい”仕事となるんじゃないかなと本気で思っています。

最近、そういうことをよく考えたりします。そして、それを教えてあげるのが、先輩の役目なんだろうなとも、思ったりしています。

「なんだか年取ったなあ」とも思ったりしています(笑 )