Appleの第3四半期決算、iPad不調も業績は好調。IBMとの提携とiPhone6で巻き返しがくるか?

毎回すごい数字を見せてくれるAppleの決算。第3四半期決算が発表されました。iPhoneが以前伸び続けているのが驚異的だなと思う一方、iPadがマイナス成長というのは意外でした。iPad miniよりもiPad Airの方が人気だというのも意外でした。小型デバイスを好むのは日本人ならではなのでしょうか。

Appleの第3四半期、利益77億ドルと好調―iPad不振で売上374億ドルは予想を下回る

今後は例のiPhone6が発売される見通しのため、売上の寄与が期待されます。記事によると8000万台出荷とのことなので、Android勢との戦いをうまく勝ち抜けば通期決算はまたしても素晴らしい数字になるかもしれません。

Appleの「iPhone 6」の初回生産台数は最大8000万台にものぼる見通し

ただ個人的に思うのは、iPhoneの求心力は以前ほど強くはないのではと思っています。iPhone5あたりまでは、「生活が変わるかも」という期待を持たせるプロダクトの進化がありましたが、直近の5s/5cでは残念ながら「順当な進化」に収まってしまいました。次のiPhone6でどれほどイノベーティブなプロダクトを出してくるかで、今後のAppleがどういう位置づけになるのか決まるのではないのでしょうか。ヘタすると、Androidの格安端末にシェアを食われるということもあり得ます。

好調な日本市場も、SIMフリーの波に押され端末価格が高くなってくるのではという懸念もあります。総務省からの通告を受けて通信会社が端末を割安に提供することが難しくなり、もともと高価なiPhoneをどんどん買おうという人は少なくとも減るであろうと予想されます。

そういう点では、iPhone一本軸ではなくアプリなどのソフトウェアやビジネス向けにiPad需要を喚起するほうで売上を伸ばしていくほうが順当なのかもしれません。最近の動きを見ていると、実際そちらにシフトしているように見えます。

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そうなると、iPhone5cのような廉価版の端末を大量に販売してアプリの売上やiTunes関連のサービスをもっと普及させるということに注力をしていくほうが世の中のマジョリティーをつかむという意味では重要になってくるのかなと。ただこの方針はAppleとしてどういう位置づけでプロダクトを出していくのかといったポリシーの問題になってくるので、なんとも言えません。個人的には、業績ではなくプロダクトありきのAppleを続けて欲しいなと思っています。

と、上のように書きつつも実際にiPhone6が出たら欲しくなっちゃうのがApple製品の怖いところ。笑。iPhoneだけではなくiWatchといったプロダクトの話も出てきているので、今年も衝動買いをしてしまわないように注意する必要がありそうです。