エクストリーム出社はただの趣味で、生産性を高めてくれるものではない

平日の早朝から激しいスポーツなどを行った後に出社する、いわゆるエクストリーム出社。今これが流行っているのかはわかりませんが、ブログメディアでよく見かけます。


朝の時間を有効活用しようというのは、朝活がブームになるよりもずっと昔から言われ続けていましたが、ここまで過激なアクティビティを行うようになったのは最近ではないでしょうか。日経BPにも以下のような記事が掲載されていました。


「エクストリーム出社」する若者たち、早朝に思いっきり遊び高揚感を高めて仕事へ


私は朝活自体には賛成ですが、エクストリーム出社には反対です。というのも後者にはメリットがあまりないと思うからです。簡単に、朝活とエクストリーム出社の違いを書いてみます。



1. 「日常」と「非日常」どちらを意識するか



朝活の方は、あくまで勤務時間を含めた自身の生活をもっと豊かにしようという取り組みだと感じています。朝にジョギングしたり、読書したり、語学の勉強をしたり。プライベートと仕事を一体として考えることが前提になっています。一方、エクストリーム出社野方は完全に切り離して考えます。「レジャー」の一環としてとらえているあたりからもそこが伺い知れます。


2. 「習慣」にするか「イベント」にするか



これも大きいと思います。エクストリーム出社の方はその名の通りもはや「イベント」と言っても過言ではありません。毎日続けられる朝活と、月に1回ないしは数週間に1回といった頻度で開催するエクストリーム出社は全くの別物です。しっかり準備をして挑む必要があるかどうかも、違ってきます。


3. 「1人」で行うか「仲間」と行うか



朝活は基本的に一人で行います。なぜなら、仕事に役立つスキルを身につけたり、健康促進を目的とした運動をしたり、ライフスタイル全体をもっと豊かにしようという目的をもって行うものになります。そこに他の人を巻き込む必要はありません。一方、エクストリーム出社はレジャー感覚で、ストレス発散といったものを目的としています。また、そのために行うことも大掛かりなことが多く、必然的に仲間を集めて行う必要が出てきます。




このように、記事の中では一緒の流れで語られることも多い2者ですが、実は全くの別物です。そして、私自身はエクストリーム出社を行うメリットはあまりないと思っています。


「エクストリーム出社」の魅力とは


この記事で書かれている内容を見てもわかるように、エクストリーム出社では、仕事とプライベートを完全に切り離すというスタンスを徹底的に貫くということが前提となっています。


この2つは、切っても切り離せるものではありません。頭が働く朝の時間帯にその2つをあえて明確に分けてしまうと、逆に生産性が落ちてしまったり、「エクストリーム出社」自体が早起きする目的になってしまいかねないからです。


本当にレジャーを行うのであれば、早朝出社して仕事を早く済ませた後の時間を使ってやる方が、本当の意味でのストレス発散につながります。というのも、たっぷり睡眠をとった直後にストレス発散をあえてする必要がない、というのもあります。


なので、「仕事に活かす」ことを目的にするのであれば、エクストリーム出社をする必要はなく別のことをすべきです。あくまでやるとしても1イベントとして、そしてその日はもう早めに帰ることが確実にできる日を選んでやるべきですね。


ただ、こういうことがきっかけになって個々人のライフスタイルが多様化していくのはとても良いことですよね。朝の時間を有効活用する方法がこれからもたくさん生まれてくると面白いなと思います。