PCからスマートフォン、面からアプリへ。サイバーエージェントの爆速組織改変が凄い

本日サイバーエージェントの決算発表が行われ、その順調な業績もさることながら、話題になったのがその大規模な組織改編。決算資料より一部抜粋してみました。

20140724_CA決算発表

800人、しかもコア事業の1つであるAmeba事業からの異動。ここまで大胆な組織改編はあまり見たことがありません。人事関連の話で言うと、KAYACが全員人事部付きにするという発表を先日行っていましたが、話題先攻に留まっていました。しかし、今回のサイバーエージェントからの発表は、只ならぬ本気さを感じました。

フルネイティブアプリにシフトするというところがキモのようです。世の中のトレンドとして、ブラウザからフルネイティブのアプリに注目されているというところが大きいかと思います。また、マーケットも成長を続けています。

ブラウザで有名なコンテンツと言えば、Yahoo!ニュースやLivedoorニュースといったものが挙げられます。強力な集客力を誇り、今も圧倒的な人気を誇っています。しかし一方で、ニュースアプリ、例えば、SmartNews、Gunosy、NewsPicks、LINEニュースといったものがダウンロード数1,000万を超えたりなど、その勢いは止まりません。

自分自身も、スマートフォンを立ち上げた時に何を起動するかというと、ブラウザよりアプリを起動するケースが大半です。これはコンテンツのリッチさから来るものなのか、UI/UXの観点から自然とアプリを立ち上げるようになったのかはわかりませんが、確かにポータルのような場所を経由して目的のコンテンツにたどり着くという行為自体が省略されるようになって来ています。

デバイスについても、PCからスマートフォン/タブレットにシフトしています。むしろもう乗っ取られているといっても良いと思います。私自身も、仕事以外の時間でPCを使うことはほとんどありません。情報収集やゲーム、メール、メッセージング、ショッピングといったものは、全てスマートフォンで済ませています。

このあたりについては、実際に接触時間を調査した結果もあるようですね。

メディアの接触時間、「スマホ」がついにパソコン上回る

スマホの接触時間は、今後ますます増えるでしょう。また、その時間を費やす対象がブラウザからアプリへと変わっていくこともほぼ確実でしょう。それが見えて来たといえど、このタイミングで組織改変まで踏み切ったサイバーエージェントは凄いと思います。いわゆる勝負師ですね。

となると、他メディアもうかうかしていられません。追うなら今のタイミングで、かつ2番手3番手くらいに位置づけないと、すぐに置いていかれるでしょうね。

そういう意味では、早期にスマートフォンシフトをはかり、上手く収益源化したFacebookは凄いです。結果論にはなりますが、Facebookはいつの間にかPCベースのメディアからアプリベースのメディアへとシフトしており、周辺には強力なアプリ(コンテンツ)も抱えています。まさに、来るスマホ時代に万全の体制で挑んでいたということになります。収益化に苦しんでいた時期もありましたが、仕込んでいた種が一気に芽を出した、そういうことになるのでしょうか。

日本のインターネットメディアは、まだまだ動きが鈍いようですが、サイバーエージェントが動いたとなると、さすがに他の企業も追従してくるでしょう。ここからどの企業が動いてくるのか、楽しみです。