主流を目指さない生き方

キャリアや仕事観を考える上で「読んで良かった」と思える記事は、あまり多くないと個人的には思っています。そんな中、今日めずらしく素晴らしい記事を見つけたので紹介します。

「主流から外れた自分」が会社で生き残るには? TBSラジオ 黒幕プロデューサーの文化系仕事観

サイボウズ式というサイボウズが運営しているブログサイトの記事になります。もともと良質で参考になる記事がたくさん掲載されているので、常にチェックしています。初めて見た方は、ブックマークにしておいて損はありませんので、ぜひ。

今回上記でリンクを貼ったものは、仕事における「主流」についてのお話。この手のキャリア談義になると、ほとんどの方々は主流を目指すべきだという論調で、自身の体験談や仕事観を語ります。なぜならその方々が実際に「主流になった」人であることがほとんどだからです。

ところが一方で、主流から外れた人たちの意見や経験談は今まで見たことがありませんでした。そういう点で、今回のように丁寧に文章化され、かつモチベーティブな内容の記事に偶然出会えたのはかなりラッキーだったのかもしれません。

このトピックで出てくる「主流」というもの。実際に、自分が主流なのかそうではないのかを意識するのは、記事でも触れられていた通り、やはり社会人になった時ではないでしょうか。

みんながノリノリで歌っている間、ぼくは端の席で膝を握り締めて、ずっとうつむいていました。いや、もちろん良い曲だし、先輩たちも完全に善意で盛り上げてくれているのもわかるし、一体感を持つのも大事だとは思います。でも、どうしても「この同調圧力に屈したくない」という気持ちが勝ってしまったんです。

新卒一括採用で同期がたくさんいることも理由の一つだと思いますが、入社して間もなく「主流か、そうでないか」ということに悩まされます。飲み会の例などは、まさにそうですね。

仕事でも同様だと思います。例えば、「どんどん成長したい!」という強いモチベーションの高い同僚がたくさんいた場合。当然、残業を厭わずみんな遅くまで働きます。その中で、「成長はそこそこで良い。早く帰って好きなことをやりたい。」と言い出し、サッと帰っていくのはとてもきつい。ただ、一歩を踏み出せば、主流からは簡単に外れることはできます。

ここで、悩むのだと思います。

主流から外れると、当然他の人達とズレるので不安になります。自分の気持ちに素直に従って行動しているにも関わらず。

なので、不安をごまかそうと、なんとか主流でいようと「我慢」する。当然、自分の気持ちに沿わない行動をとっているわけだから、気がつけば心も身体もクタクタになっている。

そして、「自分はどうなりたいんだっけ?」と思うようになる。

自分のことを真剣に考えれば考えるほど、ぶち当たる壁なんだと思いますし、考えることは大切だと思います。ただ、この微妙な感情を理解してくれる人は、あまりいない。

実際に私もこういう同調圧力に悩みました。もともとあまりお喋りではなく、本を読んでいる方がずっと楽しいと思うタイプなので、当然飲み会で盛り上げないといけない雰囲気は大嫌いです。年をとるとだいぶん慣れては来ますが、若手の頃は本当にきつかった記憶があります。仕事でも、私は自分の好きなことをマイペースにやりたいのですが、「なんでもやります!頑張ります!」という同僚がたくさんいると、辛いです。

そういう中でこの、主流を目指さず「そういうヤツだから」というポジションを確立してキャリア形成を行っていこう、という話はとても安心するし、自分はこっちで成果を出していこうと振りきれる人が出てくるかもしれない。

会社って、いろんな人がいてその価値観をうまく組み合わせてこそ集団の力を発揮できると思うんですよね。だからこそ、その価値観に合わせた選択肢があるんだよということを、色んなタイプの人が伝えていくことが大切なんだろうなーと思いました。

まとまりのない内容になりましたが、少しでもこの考え方に賛同してくれる人がいると嬉しいなーと思います。

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