自分の「現実」に疑問を投げかけてみるきっかけとなる一冊:坂口恭平「現実脱出論」

TOKYO 0円ハウスを見た時の衝撃からはや数年。Twitter(@zhtsss )で著書について話題が出ていたのでさっそく買ってみました。

現実脱出とは何でしょうか?

その言葉だけを聞くと、「南の島でぼーっとする」「海外旅行に出かける」といったものを思い浮かべてしまいますが、それはあくまで現実から逃避しているだけで、現実の中であることには変わりません。

この書籍では書かれているのは、現実からの「脱出」。

私自身、幼かった頃を思い出してみると、それは今から考えると到底現実と呼べるものではなかったのかもしれません。でも、それが最高に楽しかったし、その時はそれが「現実」でした。

それが知らず知らずのうちに、両親の思いや期待、周りのオトナたちによって、別の現実が築きあげられて、気づけばそれを「現実」としている自分がいます。

日常生活を送っている中では決して疑問に思わなかった「現実」というもの。何が現実で、何が現実じゃないかは誰にもわかりません。ただ、皆自分自身の中で、もやもやとした気持ちを抱えていると思うんですよね。

でも、それをあえて口にする人は、周りにはいません。私の周りにも、もちろんいませんでした。ただ、今回この本を読むことで良くも悪くも、強く意識するようになりました。

この本は、決して万人受けするものではありません。感動する本でも、面白い本でも、ありません。

だけど、何気なく生きている1日1日に対して、きちんと考えてみようかなというキッカケを与えてくれます。

慌ただしく生きている人にこそ、読んでみて欲しいですね。

こちらに動画もありますので、ぜひ。