芦田宏直氏のブログから改めて知った「学校教育」の意味

私が一方的に尊敬している芦田宏直(@jai_an)のブログ。久しぶりに更新されていたので早速読みました。分量は多くないものの、読み終わった後に「こういう考え方があるのか」という気付きがあったので紹介させて下さい。

何が実践的な教育なのか ― 多様性にまみれない教育こそ、学校教育の意味

「ストライクゾーン」という表現には衝撃を受けました。今まで自分に足りていないと思っていたところを、的確に表現されたからかもしれません。

実務の現場は色んな意味での〝多様性〟にまみれている。食材のクセ以上に、味のクセ(外れ)にまみれることの方がはるかに危険。その意味で本来のストライクゾーンをきちんと学ぶには学校しかない。そもそも、離職者が多くなるのも、ストライクゾーンの経験がないからとも言えますね。それさえあれば、自分の務めた事業所がどんなところであっても、どんな食材で料理を作るにしても、ぶれずに仕事に集中できる。ストライクゾーンの経験があるからこそ、目先の多様性の一喜一憂にとらわれずに、道を究めることに邁進できる。

こういう捉え方をする人が、世の先生たちの中に果たしてどのくらいいるか。この観点を持っているか持っていないかで、学校自体の教育レベルが大きく変わってくるはずです。

もちろん、この話は先生側が意識するべきものです。ただ、学ぶ側も意識をしておくと、その後の経験に対する捉え方や吸収できる経験値が大きく変わってくるのではないでしょうか。

また、会社に飛び込めば何とかなるという実地トレーニングに偏重することの危険さも、今回はじめて気づきました。

11. 教員「学校で教えることは、『おいしい』という味が何かを教えることであって、まずいときにどうするかの前に、『おいしい』とは何か、ということを教えることが学校で学ぶもっとも重要なことだと思います。そのことなしに、鮮度や食材の質の問題をやっても、小技の話に留まります。そんな小技ほど実務の現場で学べばいいことです。小技しかない実務現場はいくらでもあるのですから」

思い返せば、私自身このストライクゾーンをきちんと身につけることができなかったように思います。

なので、身につけようとしてきたことの大半は「小技」なんだろうな、と。今、気づくチャンスがある学生の人が、とても羨ましいです。

後からこのストライクゾーンを身につけるのは非常に難しいですが、これからの仕事(実務)を取り組むにあたり、強く意識はしていこうと思っています。

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