本をどう活かすかの答えは『 本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』が教えてくれる

image

これほど「本」に対する熱意を持った人はあまりいないのではないでしょうか。ライフネット生命の会長である出口氏は本好きで有名ですが、本書は氏による本の使い方を徹底的に解説した本となります。

いわゆる「読書術」というジャンルの本はいままで避けてきました。読書がビジネスに聞くという話からはじまり、即効性の高いという方法を紹介するに留まるものがあまりにも多いから。

読書というものは時間をかけて少しづつ自分の中に蓄積していくものであり、決して即効性のあるものではありません。この本で出口氏は即効性のある本の読み方なんてことには一言もふれていません。読書は時間をかけて自分の「血肉」にしていくものだということが前提にあるからでしょう。

また、従来のビジネス書は「後出しジャンケンである」ということも述べています。ビジネス書の著者は成功しているからこそ本を書いていますが、それは結果的に成功したからこそ書けるのです。一見成功までのプロセスが正しいかのように見えますが、同じ道を辿ったところで同じ成功ができるわけではありません。

そこで出口氏がおすすめするのは古典や歴史書を読むこと。長い歴史の中で残り続けてきた本から得るものは非常に多く、成功だけではなく失敗の話も多く含まれており、現代の組織論や経営戦略の礎ともなるようなエッセンスがたくさん詰まっているとのことでした。(私もこの本を読んでさっそく「韓非子」を注文しちゃいました。)

当書の中では実際に出口氏がどうやって本を選んでいるか、また本を買う/図書館で借りるときの使い分け方などが詳しく説明されています。出口氏と同じペースで本を読むのはきついと思いますが、本の選び方やインプット方法については非常に参考となるものが多いです。

私もこの本を読んだことをいい機会として、今までよりも真剣に本と向き合い、後々自分の「血肉」とできるよう読み込むよう心がけていきたいと思います。

この記事をシェアする