頑張っているけど結果が出ない人と悩んでいる人は「諦める力」を読むべし

 

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「諦めることは必ずしも悪いことではない」というメッセージを、為末大というプロアスリートが言うことに大きな意味があるのだと思います。

本書を読み、「自分はどれくらいできる人なのか」を客観的に考えてみることで、スポーツや仕事問わず伸び悩んでいる人の新しい可能性が見えるきっかけになるはずです。

その中でも私がポイントだと思ったものを3つ、それぞれ簡単にまとめてみます。

「勝ちやすい」ものを選ぶ

日本人は努力が好きで、楽して結果を出すことを良しとしません。だからこそ結果が出ない努力を続ける人が苦しみ続けるという悪循環が生まれてしまいます。

為末氏が100メートル走から400メートルハードルに種目を絞り込んだのも、レスリングの伊調選手が階級変更をしたのも、「勝ちやすい」から。これはあくまで手段を変更しただけであって「勝つ」という目標を変えたわけではないので、本人たちもそのことを後悔はしていないでしょう。

これから世の中が大きく変わっていく中、為末氏の言う「生き延びる」力をつけるためには、自分の得意なところで勝負をすることが何よりも重要になってきそうです。勝負をしてみて「これは苦手だから頑張っても勝てない」と思ったら、周りの声や期待なんか無視して、自分が楽しても勝てそうな別の方法を探せば良いと思うのです。

「もしかしたら成功するかもしれない」という錯覚

サンクコストの考え方について、大人たちはもっと子どもにきちんと教えておくべき。そのくらい大切な考え方だと思っています。

本書に出てきた映画の例は非常にわかりやすくて良いですね。始まってすぐ「つまらない映画だ」とわかってしまった時にどうするか。すぐ映画館から出ればその無駄な時間を別のことに使うことができる。ある程度経験を積んできた社会人であれば、その「つまらない映画」が経験的にわかるわけです。

「続けても意味はないだろうな」ということがわかっていながらも、「今までやってきたし、もしかしたら成功するかもしれない」という感情で重要な判断を先延ばしするような局面、ありませんか?そういう時はサンクコストを一度計算してみるとよいでしょうね。

「俺的ランキング」という考え方

他の人が決めた評価軸でのランキングで上位を目指すのではなく、自分を基準としたランキングで挑む。本書でいうと「ニッチ」市場を探す努力にあたります。要するに「自分の持っているものをフルに使って、どうやって戦うか。」ということ。

そのランキング(戦いに)で負けたところで、また別のランキングを作って戦えば良い。こういう考え方ができるようになると、ビジネスの世界でも大きく活躍できるようになるのだろうなと思う。無意識のうちに既存ランキング上位を目指そうとすることこそが、何よりも危険だったりしますよね。

まとめ

自分に向いていないことや絶対に勝てないことがわかっていながらも、割りきって続けていることって少なからず誰でも持っていると思うのです。

この割り切りって、本当に人生を無駄にしているだけだと思います。それならいっそ別の道を探したほうがずっと良いし、その道で活躍できるかもしれない。

薄々気づいているけど・・・という人は一度読んでみてはどうでしょうか。自分の考え方がクリアになって、大きな決断につながるのではないでしょうか。

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