成人式を迎える人にはぜひ芦田宏直先生の「成人式を迎えるあなたへ」を読んで欲しい

今日は成人式。私も10年以上に同じく成人式を迎えたわけですが、その頃の私が「大人になること」について真剣に考えていたかというと、考えていなかったと思います。

もしその頃に、少しでもそのことを真剣に考えたり、考えていないにしろ「考えてみようかな」と思えるような刺さるメッセージを人生の先輩から聞いていれば、今の生活がまた変わったものになっていたかもしれません。

その刺さるメッセージを発信してくれている人のうちの一人だと個人的に思っているのが、芦田宏直先生です。

大人になるというのはどういうことか

芦田先生のWebサイト「芦田の毎日」に掲載される記事のうち、定期的にあがってくるのが学生向けのメッセージ。個人的にはこの式辞が最高の内容だと思っていますが、今回掲載されている内容も非常に素晴らしいと思います。

成人式を迎えるあなたへ ― 大人になるというのはどういうことなのか

これまであなたたちが使いたくないと思っていた(あるいは使わざるを得ないのに使っていることを自覚しないでいた)ほとんどのコストは、すべてあなたたちのお父さんやお母さんが担っていました。それを〈親〉と言います。

〈子供〉というのは欲しいものにしかお金を使わない人のことを言います。〈社会人〉ということは、自らが親になる出発点です。〈光熱費〉を自分で担わない社会人なんてあり得ません。

このあたりは非常にわかりやすく、腑に落ちるのではないでしょうか。社会人になって一人暮らしをすると、これを意識せざるを得なくなります。一方で、実家から通勤する人の場合は難しいでしょうね。家に相当分のお金を入れないことには、そもそもこの「社会人」というものもわからず、「親」としての入り口に立つことがどんどん遅れていってしまうかもしれません。

イノセントという概念も非常に重要だと思っています。ただ、これは新社会人の人には少しわかりづらいかもしれませんね。

みなさんが尊敬するプロの仕事は、その仕事をするための十分な時間(とお金)が与えられてできあがっていると思ったら大間違いだということ。「時間とお金があれば、もっといい仕事ができるんだけどな」というのは、だから〝イノセント〟だということです。

そんな純粋な時間もお金も実務の現場には存在しません。〝実績〟や〝才能〟も非主体的なノイズだらけなのです。

ただ、「そういうものなのか」ということを理解しておくだけでも大分違ってくるでしょう。私が新社会人のころがどうだったかと振り返ってみると情けなくなってくるので、今の人達にはもっと良い位置からスタートを切ってほしい。そう願うばかりです。

経験を積んだ人も「自分が大人なのか」を考えてみるべき

成人の日というのは良いきっかけだと思うのです。子どもが晴れて大人になる日であり、祝日でもあります。この日は成人だけでなく成人式をはるか前に終えてしまった人が振り返る日にしても良いと思うんですよね。

「新成人に誇れる大人になっているか?」

結構厳しい質問だと思うんですが、真剣に考えてみると自分がまだまだ足りないということがわかると思うし、これからの仕事のやり方、家族・生活への向き合い方が色々と変わるきっかけにも十分なってくると思います。良い試みだと思うんですが、どうでしょうか。

別の記事でも紹介しましたこの書籍、こういうタイミングで再度読みなおすと良いのかもしれません。私も久しぶりに読み返してみようと思っています。

参考:芦田宏直先生の「努力する人間になってはいけない」を読んで、仕事への取り組み方を改めて考える