箱根駅伝の「学連選抜」をテーマにした小説「チーム」が熱くて泣ける!

Kindleでとても素晴らしい小説を見つけたのでご紹介。読んでいる最中、あまりにも入れ込んでしまって手に汗をかいてしまったほど。年初の箱根駅伝が始まる前に出会っておきたかったです・・・。

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混成チームの「学連選抜」が本作の主役

箱根駅伝をあまり見たことがなかったので、この「学連選抜」というチームがあること自体知りませんでした。箱根駅伝ファンでも、このチームを熱心に応援している人は少ないのではないでしょうか。

箱根駅伝出場を逃がした大学のなかから、予選で好タイムを出した選手が選ばれる混成チーム「学連選抜」。究極のチームスポーツといわれる駅伝で、いわば“敗者の寄せ集め”の選抜メンバーは、何のために襷をつなぐのか。東京~箱根間往復217.9kmの勝負の行方は―選手たちの葛藤と激走を描ききったスポーツ小説の金字塔。巻末に、中村秀昭(TBSスポーツアナウンサー)との対談を収録。(Amazon.co.jpより)

混合チームならではの「ドラマ」がある

駅伝って「チーム」で一丸となって予選を突破し、「チーム」として出場するというイメージがあると思うんですよね。私もそういう印象をずっと持っていました。ところが今回の混成チームはチームとして機能していない状態からスタートするのです。

そういう状況なので、キャプテンはチームとしてみんなをまとめていかないといけない。そしてキャプテン含む出場メンバーは、選ばれた者として複雑な心境になって苦しむわけです。「元のチームが出場できないのに自分だけ出場しても良いのか」「この混合チームで走ることに意味があるのか」など。この葛藤がやけにリアルで、読んでいるこちらに痛いほど伝わってくるわけです。

そして、このバラバラのメンバーが少しづつ「チーム」になってくるわけです。何と言っても、ここが熱い!チームとして頑張ろうと鼓舞してくれるキャプテンや監督がいても、そこまで本気になれないメンバーが、やはりいるんです。そういうメンバーが、メンバーのアクシデントや賢明な走りを通して変わってくるわけです。

冷静でいたいけど、心がそれを許さない。チームのために、仲間のためにと身体を犠牲にする覚悟で走り抜く。そういう風に変わっていく姿を見ると、そりゃ泣けますよね。下手に箱根駅伝の試合を見るよりは、よほど「ドラマ」を感じることができるかもしれません。

まとめ

箱根駅伝を知らない人にはぜひ読んで欲しい一冊ですね。駅伝の裏にある熱いドラマと、チームを作ることの大変さと難しさを知るには最高の一冊です。ここ最近で読んだ小説の中では、圧倒的にNo.1の本でした。

もちろん、箱根駅伝ファンの人が読むにも最高の一冊ですよ。これを読むと、来年の箱根駅伝をよりもっと楽しむことができるでしょう。

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