マンガ「五色の舟」を読んだら何とも言えない気分になった

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Kindleのセール作品にあったのでポチってみたこのマンガ、何とも不思議な作品でした。

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単純に「面白い」とか「泣ける」とかでは表現できないのですよね。。。とはいえこれだけでは全くわからないと思うので、内容に少し触れてみたいと思います。

戦前の見世物小屋

今ではそういうことをすると世の中から非難罵声を浴びますが、昔は身体に障害のある人が人前に出てショーを行うという興業がありました。

食べていくためには仕方ないんですよね。昔は今のように社会保障もないわけで、稼がないと死んでしまいますからね。

そういう人が1人、また1人と集まって見世物小屋ができ、各地を巡業して周るのです。仕事仲間以上、家族未満の不思議な関係ができていくのです。

「くだん」という真実がわかる生き物

決して真実しか喋らない「くだん」という生き物がいます。真実は、過去のこともそうですし、これから起こる未来のこともそう。この生き物は人と牛のあいの子であって、その奇妙な見た目から、人間に囚われて生きてきました。

見世物小屋の人たちは、自分たちの未来はどうなっていくのかを知りたくて、この「くだん」に会いに行きます。そして、これからどうなっていくのかを聞くのです。戦争で日本が負けることも、原爆が落ちて全部焼けてしまうことも。

マンガというより「教科書」

この「五色の舟」から学べるものは、非常に多いと思うのです。今では見ることのない見世物小屋で演じる人たちを見て、子どもだったら何を感じるでしょうか。

逆に、親の立場だったらどういう風に説明するでしょうか。とても難しい内容ですが、いつかきちんと教えてあげないといけないことだと思うんですよね。

この絵で多少雰囲気が柔らかくなっていますが、戦争の話が出てきたりと非常に内容は濃く、重いです。大人になった今だからこそ、読めるマンガだと思います。

文化庁メディア芸術祭のマンガ部門で大賞を受賞しただけあって、すごいです。期間限定で安くなっているので、興味がある方はぜひ一読してみてください。

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