「アルケミスト 夢を旅した少年」は夢見ることの大切さを思い出させてくれる素敵な本

多くの読書好きがオススメしているこの物語、ようやく読みました。うわさ通りの名作で、もっと早く読んでおけば良かったと少し後悔。内容を少しご紹介します。

概要(Amazonより)

羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて―。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」少年は錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んでいく。世界中の人々の人生に大きな影響を与えてきた夢と勇気の物語。

夢見ること、忘れていませんか?

そもそも、夢を見ることって悪いことなのでしょうか?子どものころは色んな夢を追いかけていた気がします。大人になるにつれて夢見ることをしなくなった人はたくさんいるのではないでしょうか。私もその一人です。

ところが、この物語に出てくる少年は自分の見た夢を信じて、ただひたすらに歩み続けます。砂漠を横断してピラミッドを目指すという途方もない目標を叶えるため。なぜなら、そうすることで夢が叶うから。そう信じたからです。

自分の夢を信じて続けた旅の中で少年は騙され、頼られ、傷つき、愛されることを経験していき、大きく成長しました。夢をかなえるために身につけたのではなく、夢を信じて進み続けた結果、自然と身に付いてきたのです。

何というか、大きなショックを受けました。夢を信じて進み続けることは、これほどまでに強いことなのに・・・。大人になると何で夢を信じることができなくなったんだろう、と。本の中にそういったことを痛感させてくれるポイントがたくさん散りばめられています。個人的にグサグサ刺さった場所をピックアップしてみます。

「同じ友人といつも一緒にいると、友人が自分の人生の一部となってしまう。すると、友人は彼を変えたいと思い始める。そして、彼が自分たちの望み通りの人間にならないと、怒りだすのだ。誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何も考えを持っていないようだった。」

「まだ若い頃は、すべてがはっきりしていて、すべてが可能だ。夢を見ることも、自分の人生に起こってほしいすべてのことにあこがれることも、恐れない。ところが、時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませ始めるのだ。」

「もし、自分の運命を生きてさえいれば、知る必要のあるすべてのことを、人は知っている。しかし夢の実現を不可能にするものが、たった一つだけある。それは失敗するのではないかという恐れだ。」

「傷つくことを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ。」

今の自分のことを言われているようで、すごく辛い。辛いですが、こういった本質を強烈に思い出させてくれる本はそうそうありません。

大人は必ず読んでおくべき良本

自分の夢を追いかけくなったけど、それに後ろめたさや後悔、寂しさを感じている人は一度読んでみるべきだと思います。決して夢を見ることは悪いことではなく、素晴らしいことですので。

レビュー数の多さと評価の高さから間違いの無い本だろうと思いますが、この評価以上の名作です。2〜3時間ほどあれば読める量の本なので、ぜひ週末にゆっくり時間をかけて読んでみて下さい。週明けからの行動が変わってくるかもしれませんよ。

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