エロマンガ業界を知るには「ナナのリテラシー 3」を読むべし

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鈴木みそ先生のマンガは、ただ面白いだけではなく勉強になる情報が多いので毎回楽しみにしています。そんな中でも特に好きなのが「ナナのリテラシー」シリーズ。今回のテーマはエロマンガ。思った以上に大変な業界なんですね・・・。

先行者利益が無くなってきた電子書籍の世界

ランキング独占ができなくなってきたというネタも、このマンガならでは。確かにKindleストアでは講談社や角川がセールを連発しているので、いち早く電子書籍の世界に踏み込んだ人たちが埋もれてしまった感じはしますね。

ランキングを独占していれば、そのランキングを見た人が新たに本を買ってくれるということがなくなるわけです。この理屈はスマホアプリの分野と同じだったりしますね。どの業界も、後から市場に参入してくる巨人によって、今までのルールが通用しなくなってくるというわけです。

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マンガと切っても切れない「青少年育成条例」

これに疑問を抱く人は、なかなかいないのではないでしょうか。実際にマンガを書く人ならではの視点です。この条例に引っかかる基準というのが非常にあいまいで、マンガ家が泣かされているという現状なわけです。

マンガ家というのは自分の頭の中のイメージを自由にマンガで表現したいわけなので、場合によってはエロのギリギリを攻める場合も当然あります。そういうところで出てくるのが、この規制というわけ。

「じゃあ、どうする?」というところから更に踏み込んでいき、解決策を出していくのがこのマンガの面白いところ。読みやすいビジネス書を読んでいるという方がしっくりくる内容かもしれません。

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マンガ好きの人はぜひ読んでおこう

このシリーズの素晴らしいのは、テーマとなる話だけではなくて、マンガ業界の話や電子書籍の現状といったところまで丁寧に組み込んだ内容になっていること。

これを読むだけで、日本の電子書籍市場がどのようになってきていて、作者と出版社はどういう状況になっているのかが、ざっくりとわかります。

実際に電子書籍を読んでいる人は多いとは思いますが、それを取り巻く環境がどうなっているかまで理解している人はあまりいないはず。この業界はこれから大きく変わっていく時期に差し掛かっているので、今のうちに理解しておくと面白いかもしれませんね。

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