ドローン少年「ノエル」を逮捕するのは相当難しかったんだと思う

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小型無人機「ドローン」で騒動を起こた少年「ノエル」がついに逮捕されました。ネット上だけ盛り上がっているかと思いきや、ミヤネ屋で宮根氏がキレるという事態にまで発展しています。

ドローン少年「ノエル」逮捕!『ミヤネ屋』宮根誠司がマジギレ!
http://news.aol.jp/2015/05/21/miyaneya/

この事件が難しいのは、そもそも「皆が見たいと思っているものをただ撮影しているだけなのに、何がいけないのか?」という質問に上手く答えられる人がいないというところにあるような気がしています。この質問を真剣に回答しようとすると「あれ、色々おかしくね?」と気がつくはずなんですよね。発言する人の立場によっては、いろいろ問題が出てきそうですし。

「自分が撮れない映像を撮って、それを沢山の人が見て、さらに現金化できるんだぞって、だったら何をしても良いっていう。15歳にもなって、こういうことをしてしまうのが問題ですよね!?大問題ですよ、これ!」

「マスコミとどう違うのか?」

二番目の質問が本質をついています。もし、ドローンではなくマスコミのヘリを使って行事を撮影していたら騒ぎになっていたのでしょうか?ここを屁理屈だと言ってしまうのは簡単ですが、これをまともに答えられる状態にすることがこれから求められることなのではないでしょうか。それほどまでに個人と企業の差がなくなってきているということなのかもしれません。しいて言うなら企業側(マスメディア)での放送は組織で作っているため、規制をかけることができるということぐらいでしょうか。

マスメディアは公共放送という側面ももっているので、そのために撮影するという言い方はできなくもないですが、「じゃあ、何でニコ生だとダメなのか?」と言われた場合その明確な違いを説明するのも非常に難しい。実際に視聴者数で言えばニコ生やUstreamの方が多い可能性だって十分にありますし。みんなスマホを持っている時代なので、ニコ生も公共放送に近いチカラがあるといってもいいのかもしれません。

その辺りが非常にグレーなまま進んできているので、今回少年を逮捕する警察側もかなり苦労したのではないでしょうか。威力業務妨害という罪状ですが、かなり強引に結びつけたなーという印象を持ちましたからね。ドローンが落下して誰かにぶつかったということなら話は早いですけどね。とはいえこのタイミングで逮捕しておかないと、同じようなことをして注目されるがために派手なことをする人が出てくるので、そういう意味では正しかったのだとは思います。

とはいえ、この「何で個人はダメで企業だとOKなのか?」をはっきりしないと、新しい機械やテクノロジーが登場してくると法律も警察も対応しきれなくなってくると思うんですよね。で、こんなツギハギのような規制が生まれてくるわけです。

ドローンへの独自規制、32都県・政令市で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150523-00050223-yom-soci

自治体の規制もそこまで強いものではないので、また第二のドローン少年が出てくると思うんですよね。やろうと思ったら化学兵器を散布したりと悪用はいくらでもできるので、販売側の規制を相当強くしないとダメなのではと思っています。

夢のある機械なので規制なく皆が楽しめれば最高なんですけどねぇ・・・。そのうち買うのも厳しく制限が入りそうな予感がします。


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