「正義」と「葛藤」をリアルに描くマンガ『予告犯』は、内容が濃くて読み応えありまくり。

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前々から気になっていた「予告版」、週末を使って一気読みしました。もっと早く読んでおくべきでした…面白いです、これ。

犯行前に投稿される謎の予告メッセージ

とある動画投稿サイトに、新聞紙を被った謎の人物から犯行予告の動画が投稿されます。警察庁のサイバーポリス達も含め、冷やかしかと思っていた矢先、事件が起こるのです。

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当然投稿した動画は低評価ばかり。中にはスパムコメントもたくさん。ただ、犯人が反抗を重ねるに連れて支持が増えていきます。

まさに「溺れた人間に石を投げる」ことを楽しいと感じる人間が増えていく瞬間です。インターネットの抱えるこの危険な側面を、この一ページにさり気なく表現してあったりします。

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歪んだ正義感は果たして「正義」なのかどうか?

犯人は真面目に頑張って、社会に貢献しようとする人をあざ笑う人を決して許しません。なぜならこれが彼の「正義」だから。

これが正しいか間違っているかと聞かれたら、正直回答できません。倫理観と感情の2つ、どちらが正しいのかのいう質問と近いの思うんですよね…。

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誰かに必要とされることって、やっぱり大切なんですよね。「何で生きているんだろう?」と思いながら生きるのって、単純に辛い。この鬱積した気持ちが犯人を突き動かし続けるのです。

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若者のリアルな葛藤を描く傑作マンガ

このマンガで出てきた犯人がやったことはかなり極端ではありますが、こういった鬱積した気持ちを、今の若者たちは実際に考えていると思うんですよね。

決して読後感がさわやかな本ではありませんが、一読の価値ありです。3巻で完結するので、まとめてポチポチして読むのがオススメです。

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