きっかけは”退屈だった”から…。いじめ側といじめられる側を描いたマンガ『聲(こえ)の形』が名作すぎる!

このマンガ、「いじめ」「障がい者」という2つのテーマをとりあげた重い内容ですが、ぜひ読んでもらいたいです。

あらすじ(Amazonより)

あらすじは見ての通り。いじめる側といじめられる側を描くのは、あまり見かけないパターンではないでしょうか?

耳の聞こえる少年・石田将也(いしだしょうや)。
耳の聞こえない転校生・西宮硝子(にしみやしょうこ)。
ふたりは運命的な出会いをし、そして、将也は硝子をいじめた。
やがて、教室の犠牲者は硝子から将也へと移っていった。
幾年の時を経て、将也は、 もう一度、硝子に会わなければいけないと強く思うようになっていた。

些細なきっかけで”いじめ”は始まる

ここからは内容のご紹介。

昨日まで仲の良かった友達でも、そうでない友達でも、関係ありません。本当にささいなことがきっかけで始まるんですよ、いじめって。

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その理由なんて、あってないようなもの。それがたとえ「退屈だから」だとしても、いじめる側には十分な理由になるんですよ。

私は学生時代、いじめる側でもいじめられる側でもなかったので、心底の心情はわかりませんが、恐らくそうだろうと思うのです。

そのあたりが分かってしまうほど、このマンガの描写はリアルかつ鮮明なのです。

ただでさえそういう状況なのに、耳の聞こえないという転校生がやってきたら、どうなるか…。

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最初はみんなで助けてあげようとするわけです。でも、やっぱり「耳が聞こえない人」のサポートをするのは大変で、負担も大きい。

その実態が少しづつ、「邪魔」「迷惑」という気持ちに変わり、いじめになる。これって子どもの世界だけの話じゃないはず。

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そしてそれはいじめる側も例外ではなく、きっかけがあれば、一気に状況は変わるのです。今度はいじめていた側がいじめられる事に。

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いじめの罪を償うことはできるのか?

いじめの話になると、いじめられる側に立たないとその気持ちはわからないということをよく聞きます。

そりゃそうですよね。いじめていた人が年月を経て、いじめていた人に会う時、その人がどれほど苦しい毎日を過ごしていたかなんて1ミリも考えていないと思うのです。

一方で、いじめられていた側はその苦しかった瞬間瞬間がフラッシュバックするわけで。いくら謝られたところで、到底許すことはできないでしょう。

それでも、謝るべきだと思うんですよ。

もちろん、いじめていたという罪は、一生消すことはできません。過去の時間を取り戻すこともできません。

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ただ、これからの関係を良くしていくことは不可能ではないと思うし、それに向けて死にもの狂いで力を尽くすべき。それが、いじめていた側の責任じゃないでしょうか。
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ここまでの関係に戻れたら素敵ですが、そうはならないことが大半だと思うので、とても難しいところですが。。。

全部で7巻まであるので、一気に7巻まで読んでしまうのがおすすめです。