人気企業で働きたいなら新卒入社より中途入社を選ぶべき。その理由は?

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大学生の就活シーズンになると、人気企業の志望人数・応募倍率の話題が出てきます。「もうそんな時期かぁ」という季節の風物詩的なものになりつつある一方で、その企業を狙って疲弊する大学生が増え続けているのも事実です。

そこで私が言いたいのはストレートに「人気企業で働きたいなら、中途入社を狙え」ということです。私の転職経験をもとにしながら、その理由を書いてみたいと思います。就活で消耗している大学生は一度読んでみて下さい。

新卒採用の競争倍率は異常すぎる

最近は少しづつ傾向が変わりつつありますが、今なお日本の大学生に人気なのは知名度と給料が高い大企業です。就職情報サイトに掲載される「人気企業ランキング」の企業群もほとんどが大企業です。

内定競争倍率「高い50社、低い50社」はどこか(東洋経済オンライン 2015/02/24)

そうなると人気が人気を呼ぶことになり、最終的な競争倍率がとてつもなく高くなってしまうのです。東洋経済の記事によると最高で2750倍とのこと。アイドルのオーディションにも匹敵するこの数字。ハッキリ言って異常でしょう。

そんな中、不採用になるであろう99.9%以上の人が一生懸命に志望動機を考え、応募書類を書くわけですよ。落ちて当たり前とも言える競争倍率であるとはいえど、「不採用」の結果が続くと気が滅入ってくるのも理解できますよね。

この現状を改めて考えてみる。

そもそも、人気企業ばかりを目標にした就職活動は、使う労力に対して得られるリターンが非常に少ないのです。むしろデメリットの方が大きいのではないでしょうか。

もし東京大学のように超一流の大学に通う学生であれば、激しい競争の中でも勝ち進める可能性は高いです。それでも競争に巻き込まれることには違いないでしょう。

新卒の就活は「そこそこ」頑張ればいい

そこで私がおすすめしたいのは、新卒の就職活動は「そこそこ」に留めておくというやり方です。何故そう言えるのか?

会社勤めというのは、よほどブラックな企業でない限り、どの企業でも大変だし辛いのです。でも、頑張ったら頑張った分だけ確実に成長できる。どれだけ成長できるかは会社環境ではなく自分のさじ加減で決まります。

なので「どうしてもこの会社に入社したい」という強い意志がない限りは、人気企業争奪戦という消耗戦から脱出して早めに就職活動を終わらせましょう。その余った時間を、社会人としてスタートダッシュをきるための準備に使うのです。

そして、その会社で3年もしくは5年程度働いたタイミングで改めて「人気企業に今でも入りたいか」を考えてみるのです。その時まだ入りたいようだったら、中途入社に向けての転職活動を始めれば良い。この流れがベストです。

中途入社は圧倒的に競争率が低い

中途採用は新卒採用と違って競争率が低い。それだけでも十分に大きなメリットですが、他にもいくつかメリットがあるので挙げてみました。

  1. 採用タイミングが企業によってバラバラなので応募数が少ない
  2. 中途採用は求める人材がはっきりしているので、可能性が高い求人だけに応募できる
  3. 卒業というタイムリミットが無いので気軽に応募できる
  4. 所属先名よりも仕事内容や取得した資格が重要視される

2.はイメージしやすいと思います。新卒採用は中途採用と違って「職種の絞り込み」ができません。あくまで「新卒」という枠で応募するしかなく、結果的に全ての大学生同士が同じ土俵で戦うことになるのです。

中途採用はその点でとても楽です。最初の会社できちんと仕事をして成果を出し、実力を身につけておけば、正直なところ人気企業に転職・入社することは難しくはありません。これは私の経験からも言えることです。

3.についても少し補足しておきます。タイムリミットがあると心理的にプレッシャーがかかってきます。大学生の場合は「内定取れないと就職浪人」という分かりやすいデメリットがありますからね。これが有ると無いとの違いは非常に大きいです。

最後に一言でまとめると、中途採用で入社する方が楽だから最初の就活なんてすぐ終わらせてスキルを身につけることに時間を使いましょう、ということですね。就活で苦労している人にとって、新しい選択肢を増やすための一役になれれば幸いです。

では。

(追記)就活ネタを取り扱ったこのマンガ、面白くて為になります。おすすめです。