「みなし労働時間制」って限りなくグレーな制度だと思う。

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ブラック企業という言葉が社会的にも認知されてきましたが、この手のニュースが減る気配なしなのはどういうことなんでしょうね。

「固定残業代が悪用されている」 長時間労働で「うつ状態」の元飲食店従業員が提訴(弁護士ドットコム 2015/09/28)

150〜220時間の残業って、労働時間に換算すると15時間以上。もちろん土日祝日も働かないといけないレベルの勤務時間です。

みなし残業制度は必要なのか?

当たり前のように採用されている制度ですが、私はこの制度自体が不要だと思っています。簡単に「みなし残業」についておさらいを。

みなし残業とは、一般的に賃金や手当ての中に、 例えば「月20時間の残業を含む」などとされており、 月20時間までの残業代は、賃金とは別に残業代として支給されない賃金体系のことです。 みなし残業は、一定の残業代を固定して支払う固定残業制度とされています。

みなし残業時間とされている一定の時間分を過ぎた残業時間に対しては、 会社は残業代を支払わなくてはいけません。 会社にとっては、決められた一定時間内で残業が済めば、 面倒な残業代の計算をしなくて済むメリットがありますが、 労働者にとっては、残業時間が少なくても、一定の残業代が受け取れるメリットがあります。

法律には、「みなし残業」という言葉はありません。 研究職や専門職、営業職のように、労働時間を把握することが難しい労働者に対して、 実際の労働時間に関わらず、一定の労働時間を働いたものとみなして 賃金を支払うことができます。 これを「みなし労働時間制」といいます。

http://www.btaf.net/minasizanngyou/

 

今回のケースだと、残業時間が40時間を超えてもその分の残業代が出ないということで、完全にアウト。この制度ってぶっちゃけブラック企業からすると都合が良すぎる制度なんですよね。

固定残業代6万円で150時間残業って、時給換算すると400円ですよ。時給1000円だと15万円貰えるはずなので、どれだけ悪どい制度なのかは誰にとっても明らかなわけで。

本来、残業が多く見込まれる仕事であれば、「基本給+残業代を全額支給」にするか「完全年俸制にしてその分高い年俸を出すか」の2択にすべきだと思うわけです。

接客のようなサービス業だとどうしても時間単位での労働になるので、その場合は前者にすべきでしょう。逆に、時間に囚われない職種の場合は後者の給与で支払うのが正しい報酬体系でしょう。

つまり、みなし残業ってそもそも不要なんですよ。労働時間の把握ができないという理由もあるらしいですが、成果を求めるのに何で労働時間をきっちり管理しないといけないのかよくわからないですし。

病むくらいなら辞めましょう

真面目で責任感のある人ほど、長時間労働でうつ病になる人が多いと聞きます。一方でうつ病にさせた側は、何も気にすることなくいつもの生活を続けているわけです。

こういうのを聞くと、「自分の人生を捧げるほど馬鹿らしいことは無い」と思いませんか?あまりにも辛くて病みそうなら、思い切って辞めてしまえばいいんです。

責任感の強い人だと「いきなり辞めたら周りに迷惑がかかる」と考えるのでしょう。でも、そこは逆に考えてみます。「迷惑をかける辞め方をさせる会社が悪い」と考えればいいんです。

こう書くと誤解を生みそうですが、病まないためには「他責」を上手く使いましょう。気持ちを落ち着かせるためには、上手く逃げる方法を見つけることが必要です。

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