地域のために、できることは何でもやる。千葉県にある「大里綜合管理」のような会社が、これからの日本を救うと思う。

ohsato_top

世の中には会社がごまんとありますが、自分たちのやるべきことをきちんと掲げた上で、社員みんながそれに向かって活き活きと働いている会社は、果たしてどのくらいあるのでしょうか。

東京で通勤時間帯の駅を見ている限り、そういう会社はほとんど無いように思えます。でも、より良い社会にしていくためには、そういう会社をたくさん増やさないといけないはず。

そういう会社づくりのヒントとなるのが、千葉県にある「大里綜合管理株式会社」という会社です。カンブリア宮殿でこの会社が取り上げられていたのですが、活き活きと働く社長や社員の姿を見て、衝撃を受けました。

地域を良くするために、何でもやる。

ここの不動産管理会社、土地の管理や建物の売買手数料が主な収益源ですが、それ以外の「イベント/楽しむ/食べる/学ぶ」など、他の会社では考えられないようなことも数多く行っているのです。

ohsato_top2

イベントを行うと言っても、資産管理セミナーといった「いかにも不動産屋」な内容のものではなく、コンサートやカルチャースクールなど地元の人が楽しめるイベントが大多数を占めています。

ohsato_event_top

これだけではありません。地元の人たち向けのイベント開催だけではなく、混雑する駅の交通整理・駅前の草刈り・海岸のゴミ拾い・地元の人向けの野菜販売など、地域の課題を解決するためにできることがあれば、何でもやっているのです。

「本業+α」としての課題解決

村上龍氏から「どういう人がこの会社に向いているか」という質問を受けた社長の回答は、「ボランティア活動ばかりやらない人」ということでした。あくまで本業をきちんと行って収益をあげた上で、地域の課題解決活動をしっかりと行う。

「給料がそこまで高いわけではないですが、食べられる分は稼げて、地域の人に喜んでもらう。それでいいじゃないですか。」という社長の答え。シビレました。

「自分がやりたいことをやって、食べていければ良い」という考え方の人が増えてきているこの時代、必要なのは「本業+α」という働き方と、それを両立させるバランス感覚なのではと思いました。

「ありがとう」で社員が育つ

本業と地域の課題解決という両軸で動くことは、新入社員の育成にも良い影響を与えるらしいのです。テレビ番組中の社長コメントで次のようなものがありました。

「不動産業だとお客さんから”ありがとう”を貰えるまでに時間がかかることが多い。地域活動だと、すぐに”ありがとう”と言って貰える。それが何よりの励みになるし、成長にも繋がっていく。」

そういう考え方もあるんだ、と衝撃を受けました。本業以外のことが社員教育に繋がるという考え方は、今まで無かったのではないでしょうか。とても理にかなっているし、効果もありますよね。すごい。

「会社のあり方」を教えてくれる会社

一般的に、会社というものは「選択と集中」によって、お金と人員を儲かる事業に集めていきます。そうすることで、売上と利益のさらなる成長を図っていくのですが、果たしてそれが良いことなのか。

そういう会社が増えないと経済的に豊かにならないので必要だとは思うのですが、全ての会社がそれを目指す必要はないと思います。最近話題となっている地方創生なんかは、まさしくそうですよね。

大里綜合管理は、地域に根づき、地域とともに育ってきました。その結果、地域貢献・商売繁盛・人材育成のサイクルを上手く回せるようになりました。全国にこういう会社が増えると、もっと日本が良くなっていくのでしょう。

スポンサーリンク