Facebookの4Q決算は「社長が育児休暇を取っても大丈夫だよ」というポジティブメッセージでもある。

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FacebookFY20154Q決算より

FacebookFY20154Q決算より

Facebookの第四半期決算が発表になりました。売上が前年比56.8%増の56.4億ドルという数字は市場関係者の予想を遥かに上回る数字とのことで、言葉の通り絶好調。

Facebook、絶好調のQ4決算で株価は12%の急騰(TechCrunch 2016/1/28)

成功の理由としては、他社が苦戦するスマホシフトを完璧に成功させたからだと思われます。現に広告収益のうち80%がモバイル経由での収益ですからね。

ところで、今回のFacebook決算はもう一つ大きな結果を示したと言っても良いでしょう。昨年11月に、ザッカーバーグCEOが育児休暇を取得するという発表をしたのを覚えているでしょうか?

マーク・ザッカーバーグが今日から仕事復帰。仕事始めの服装もやっぱりグレー(TechCrunch 2016/1/26)

つまり、「育児休暇を取得しても会社の業績には影響しない」ということですね。休暇中の業績が過去最高になったわけですから、そりゃ誰も反論できません。

中には「Facebookと普通の会社を一緒にするな」という人もいるでしょうけど、その考え方自体が間違っています。

数千億円の売上を出す会社の社長なんて、他の会社に比べると遥かに重い決断を毎日のように下しているはずなのです。社長じゃないとできないことも、会社の規模から考えるとめちゃくちゃ多いはず。むしろ、他の会社社長のほうが圧倒的に休暇を取りやすいはず。

なのに、何で休めないか?

「その社長がいないと仕事が回らないような組織・仕組みで仕事をしているから」に他ならないと思っています。つまり、組織力が弱い。

ここは私の予想ですが、Facebookの場合は「いざという時にすぐ連絡が取れる」「出勤しなくても対応できる」「意思決定は部下に委ねる」といった、組織として動かす仕組みをちゃんと作っているのでしょう。だから思い切って育児休暇を取得できる。

日本の企業はもっと「組織として回るための仕組みや環境作り」に本気で取り組むべきだと思いますね。そうしないと、いくら国が後押ししようとも快く育児休暇を取ることなんてできませんからね。

仕組み作りや環境作りにお困りの方は、相談に乗りますのでお声がけ下さい(軽くアピールw)

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最後に、育児休暇を取りやすくなることによってどういうメリットが生まれるのか。私なりの意見を書いてみたいと思います。

1.子どもの成長に立ち会える

最近活発になってきている育児休暇の議論で、この話があまり出てこないのが不思議で仕方ありません。日に日に成長する赤ちゃんにとって、1日は本当に大切なのです。

その大切な1日1日を数カ月分一緒に過ごせること。これってとても大切なことだと思いませんか?仕事が数カ月できないなんて、正直どうでも良いことじゃないですか?

2.生産性が高まる

大切な時期を家族で過ごすことによって、家族と過ごす時間がどれだけ貴重かに改めて気が付くでしょう。仕事>家族というバカらしい価値観が崩れると、仕事を早く済ませようとなるものです。

実際に私の周りにいる人を見ても、子育てを頑張っている親の方が明らかに仕事の生産性は高いです。そして、家族を第一優先に考えるので、「家でも仕事ができるようにできないか?」といった仕組みも柔軟に取り入れられるようになるわけです。

3.少子化対策

少子化対策については、「短期的な効果はない」というのが私の意見です。少子化を根本的に解決しようと思うなら、女性の早婚化、育児負担の軽減、託児環境の充実といった問題を解決する必要があります。

育児休暇を取りやすい環境になって皆の価値観が家庭優先になってくれば、子どもが欲しいという家庭が増えるかもしれませんが、それはあくまで副次的な効果で根本対策にはならないのです。

とはいえ「育児休暇とっても大丈夫じゃん」といったムードを作るきっかけにもなりうる今回のFacebook決算、日本企業の社長さんたちも後に続いてほしいところです。

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