まずは「カネ」の稼ぎ方を考えてみること。西原理恵子さんの本が教えてくれる、次の一歩の踏み出し方。

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みなさんは「カネ」という言葉に対して、どういう印象を持っていますか?ニュース番組で「政治とカネ」という使われ方をすることが多いこともあり、悪い印象を持っている人が多いのではないでしょうか。

今回は、そんな「カネ」に対する考え方を大きく変えてくれる一冊の本を紹介したいと思います。

西原理恵子さんと言えば、マンガ「ぼくんち」に代表される、独特な雰囲気の”ヘタウマ”マンガを書く人として有名ですが、本当にすごいのはその内容のリアルさ。ジェットコースターのような彼女の人生経験があってこそ、書ける内容ばかりなのです。

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貧富差がない幸せな幼少時代

西原さんが生まれたのは、高知県の浦戸という小さな漁師町。決して裕福ではなかったけど幸せな幼少時代を過ごすことができたのは、まだ「カネ」を意識することなく生活することができたからかもしれません。

人って気候がよくて、食べる物に困らなければ、お金なんかそんなになくたってカリカリしないで暮らしていけるものなのよ。

町中みんなが貧乏だと、だあれも自分が貧乏だってことに気がつかないのかもね。

何気なく書かれていた言葉ですが、これが「幸せに暮らすためのコツ」だったりすると思うんですよね。「カネ」の物差しで他人と比べっこしても、良いことなんて起こりはしませんからね。知らない方が幸せなこともあるのです。

衝突のキッカケは「カネ」

そんな平和だった生活も、町中に引っ越して「カネ」に余裕がなくなることで大きく変わりました。父親の暴力、親同士のケンカが毎日のように行われました。無邪気な子どもだった西原さんも「演じる」ことを覚えるほどに。

お父さんは、わたしをだっこして、ケンカの修羅場の空気をなごませようとする。だから、こっちもだんだんそれを察するようになって、家の中の雲行きがあやしくなると、逃げるより率先して父親のひざにのってみたりした。

どうやって「カネ」を稼ぐか?

ギャンブルにのめり込んでお金を使い果たした父親が亡くなった後、西原さんの母親は手元に残ったお金の大半を使うことで美大へと進学することができたのですが、そこでとても大切なことに気がついたのです。

何かをやりはじめたとき、誰もが最初にぶち当たる壁は、自分の実力を知らなきゃいけないってことだと思う。

「どうしたら夢がかなうか?」って考えると、ぜんぶ諦めてしまいそうになるけど、そうじゃなくって「どうしたらそれで稼げるか?」って考えてみてごらん。

絵を書いて食べていくと心に決めた西原さんが直面したのは、才能のある同級生たちと自分との明らかな実力差。そこでどう考えたか。

大切なのは、誰よりも美しい絵を書くことではなく「絵を書いてお金を稼ぐ」こと。そのためだったら、エロ本でも何でも構わない。どんな仕事でも取りに行こう、と。

ここまで読んだ人なら分かるでしょう。お金のことを考えることは、決して悪いことではありません。やりたいことが分からない人が一歩を踏み出すきっかけにもなるだけじゃなく、夢を夢のままで終わらせないために必要なステップでもあるのです。

さいごに

この本の後半で、西原さんは「カネとは人間関係だ」と書いています。このことを大っぴらに語る人は少ないですが、紛れも無い事実だと思うんですよね。みんな、見ないふりをしているだけで。

この本を読むと、自分がどれだけ「カネ」のことを知らなかったか、そして、見ないように生きてきたのか。痛いほど実感するでしょう。でも、大切なことだと思います。知ることで次のステップに進めるわけですから。

とても良い本です。ぜひ読んでみて下さい。

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