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働き方

東京と地方の給与差はどの程度なら許容できるのか?

投稿日:2016/02/18 更新日:

最近テレビで移住に関する番組をよく見かけます。政府が移住を促進していることも関係あるのでしょう。それを見て移住を考える人もいるはず。

ここで直面するのが、仕事の問題。

地方はそもそもの求人数が少ないだけでなく、ほとんどの場合年収が大きく下がります。「100万円ダウン」「200万円ダウン」といった話を聞くと、誰だっておよび腰になるわけで。

そこで私が気になったのは「東京と他地域の平均年収差はいくらが許容範囲なのか」ということ。もちろん年収維持ないしはアップが望ましいのですが、自分で会社を作るなりしない限りは至難の業。

ということで、今回は東京と地方都市における年収の差はどのくらいなら許容できそうなのかを住環境の差からざっくりと考えてみたいと思います。

平均年収の比較

まずは東京と地方都市の平均年収を見てみます。選んだのは東京・広島・福岡の3都市。理由はコンパクトシティで移住に向いていると思ったから。福岡は既に人気都市化していますけどね。

 

年収ガイド」の数値もとに表にしてみました。東京都との年収差は広島で約158万円、福岡で約174万円になります。果たしてこの年収差が妥当なのでしょうか。

地方のメリットを金額換算すると?

次に、地方に住むメリットを金額にざっくりと換算してみます。デメリットで金額換算できのはガソリン代がありますが、都内だと電車移動でお金がかかるので±0としています。

なお、今回換算する対象はあくまで私の基準で「換算できる」と思ったものです。バイアスがかかっているはずなので、その点あらかじめご承知おきください。

1.通勤時間が短い

それぞれの通勤時間と金額換算した結果を表にまとめてみました。データは「データわかるイイトコ福岡」から。このサイトめちゃくちゃ参考になるのでおすすめです。

 

ちなみに金額換算は「平均年収×(時間換算÷8)」で行っています。

「いやいや、電車に乗っている間の時間を有意義に使ってるよ」という意見もあるかと思いますが、今回は「自由に使える時間が増える=メリット」という観点で計算をしました。

2.家賃が安い

これも同じデータ参照元からピックアップ。

 

ベースとなる東京の家賃はHome’sにおける練馬区のものを参考にしました。どこが平均的なのかは分かりませんが、ファミリーが多い区としては良いのではと思っています。

その家賃に、民間借家の割合を掛けて各都市の家賃を算出。実際にはもう少し高いかもしれませんが、あくまで機械的に計算をしているのでこうなっています。それにしても東京の家賃は高いですねぇ。

3.待ち時間が少ない

東京にいるととにかく感じるのが「人の多さ」です。平日・休日問わずどこに出かけても「待ち時間」を感じながら暮らしている気がします。

通勤時も人が多いので階段・エスカレーターがとにかく混む。会社も大きなオフィスビルに入っていることが多いので、エレベーターも混む。

これを時間にしてみると、1週間で合計1時間、1日平均で10分は「待ち時間」があるんじゃないでしょうか。多すぎでしょうか?

金額に換算すると約10万円。地方でも待ち時間は多少あることも考えると、ざっくり半分の5万円くらいかなと。

4.待機児童数が少ない

ここは難しいところですが、地方暮らしの大きなメリットだと思うんですよね。東京の区分だと「認可保育園に入れず認可外保育園に預けざるを得ない」という声をよく耳にします。

認可外保育園だと毎月平均で10〜15万円かかるらしい。認可保育園だと最大5万円程度なので、年間に直すと60〜120万円もの差になってきます。

加えて言うなら、東京だと保育園と職場が遠くなりがち。子育て世代にとっての負担差は金額以上のものがあるように感じます。

まとめ

これらの結果を表にしてみたのがこちらです。(読みづらくてすみません)

1人だけ働く場合と2人で働く場合の表を作ってみました。男女の年収差は0.7程度とのことなので、女性の年収は男性の年収*0.7で、通勤時間や待ち時間は2倍として計算しています。

で、ここから私が考えた結論は次の通り。

(1)独身や2人家族の場合

独身や子どもを考えていない夫婦であれば、東京に住む方が圧倒的に金銭的なメリットは大きいです。なので、「年収差は妥当じゃない」と感じるはず。

共働きで2馬力になると、その差はさらに広がりますからね。都心部に住めば車も不要、支出も大きく増えるわけではありませんから。

(2)子育て世代

金銭面で考えると、共働き世帯であれば東京で働くほうが良い、つまり年収は妥当ではないように思えます。

夫婦どちらか1人が働いてる場合は、地方住みのメリットが大きいと考えられます。地方の収入というよりは、東京での子育て負担が大きすぎるといったほうが正しいのかもしれません。

ここで書いた以外にもたくさん金額換算できる要素はあると思いますが、あまり細かすぎるとキリがないので今回はこの程度で。例えば、年末年始やGWシーズンの帰省ラッシュによる損失とか。

今回はお金についてざっくり考えてみましたが、あくまで衣食住の環境に何を求めるかは人それぞれです。「娯楽が多くて刺激も多いがストレスフルな環境を選ぶか、ストレスは少ないけど娯楽は少ない環境を選ぶか」という考え方もありますからね。

単純に「これが一番良い」と言い切るのはとても難しい話なので、あくまで一つの側面での話だと捉えていたたくのが良いでしょう。

というわけで、移住を検討している人がいればぜひ参考にしてみて下さい。客観的な情報を集めれば集めるほど、判断はし易くなるはずですので。

説明中に張ったリンクの中には色々なデータが掲載されているので、自分でシミュレーションをしてみると良いかもしれません。

[追記]計算用Excelファイル販売中

Excelが使える人であればあっという間に作れるので買う価値ないと思いますが、私の使ったExcelをそのまま流用したいという方がいらっしゃればぜひご利用下さい。料金は100円とさせて頂いております。

 

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こてつ(@tepkode

広島生まれ。岡山在住のサラリーマンブロガー。ガジェット・Web・アプリなどITモノをメインに、時事ネタやオピニオン発信などを行っています。プロフィール詳細や各種お問い合わせはこちらまで。