もう「正社員を目指す」という時代は終わりつつある。

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最近問題視されるようになった正規社員と非正規社員の待遇格差について、政府が本格的に是正へと動こうとしています。

正規・非正規の賃金差、原則禁止へ 首相「早期に指針」(日本経済新聞 2016/2/23)

(1)正規社員とは

正社員が対象。雇用期間の定めがありません。

(2)非正規社員とは

契約社員、パート、アルバイト、派遣社員が対象。一般的には勤務時間が短く、雇用期間は有期です。

「正社員と同じ仕事をしているのだから契約社員やアルバイトも同じ賃金を支払うべき」という至極当たり前な話なので、普通に考えると抵抗感はないはず。

この流れは間違いなく進み、雇用格差も少しづつ無くなるはず。そういうフェアな環境になることで、何が起こるか。私の予想です。

正社員であることのメリットが無くなり、仕事がデキる人は非正規雇用を選ぶようになる。

今の日本社会で正社員になるメリットは「問題を起さない限り、そこそこの給与と雇用がある程度守られる」ことでしょう。

昔のように年々経済が成長するとは限らないのでリストラや減給が起きる可能性もありますが、それでも非正規雇用の従業員よりずっと安定した環境であるのは変わりません。

ここで正社員と非正規雇用の報酬格差が無くなると、雇用の安定性という点のみが正社員最大のメリットになってきます。もちろん福利厚生もあると思いますが、それは会社によるとしか言えないでしょう。

仕事がデキる人というのは私の経験上、「自由」と「裁量」を求めます。つまり、「結果を出してくれればやり方は任せるよ」というのを好むわけです。

ところが正社員というのものは会社内の面倒な手続きなどの庶務や調整業務というものに追われがちになったり、社内政治に巻き込まれがちです。

それでも働くのはやはり良い給与がもらえるからだと思うのです。といいますかデキる人は雇用の安定性を目当てにはしないはず。(あくまで予想)

その給与の雇用形態差が是正されていくとすると、契約社員や業務委託という形での契約を結んだほうが良いと思いません?

上の話は極端かもしれませんが、これからの世の中は雇用の流動性が益々高まることで、いかに「個」のスキルを高めるかが重要になってくることでしょう。

モブキャストが導入したプロ契約制度は1つの分かりやすい例でしょう。成果を出す自身がある人にとっては正社員として働くよりも遥かに働きやすい雇用形態ですから。

これからの組織作りに求められるのは、正社員ではなくこういうプロ社員をどうやって活用するかのノウハウなのかもしれませんね。

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