ブーム終焉か?「note」のPVが減少傾向へと転じる。

新しいコンテンツのマネタイズ方法として注目を集めているnoteですが、もしかすると一過性のブームで終わってしまうかも。

というのもここ最近、私が見ているSNSやメディアでnoteの記事を見かける機会が以前に比べて減ってきたように感じるのです。

単なる私の思い過ごしだと良くないのでSimilarWebを使ってアクセス数の推移を調べてみました。結果について簡単に説明します。

「note」のアクセス分析結果

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note(Webサイト)のアクセス数がこちらになります。SimilarWebによる集計なので、実際の数字とは多少違っている可能性があります。その点あらかじめご了承ください。

3.30Mというのがアクセス数。M=Million=100万なので、5月のアクセス数は330万ということになりますね。アプリからのアクセスを入れるともう少し増えるかな。

2015年の年末から一気に数値が伸びていますが、これはイケダハヤトさんやはあちゅうさんがnoteに注力しはじめたタイミングと重なります。ここから4月までは右肩あがりで伸びています。

ところがこの5月で数字の伸びが止まりました。というか下がりました。もしかすると季節要員による一時的な減少かもしれませんが、私は「noteが成長の踊り場を迎えた」と考えています。

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私がそう考える理由は後からまとめて書くとして、次にアクセス流入元の種類と割合を見てみます。一般的なWebメディアは検索エンジンからの流入が多いのですが、noteはソーシャルからの流入が圧倒的。Facebookでしょう。

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これは全体PVの17%を占める「リファラル」のアクセスについて表したもの。ソーシャルメディア以外のWebメディア(ブログ含む)からの流入と考えるのが分かりやすいでしょう。

この図を見ると、Feedlyを除けばビジネスパーソンが集まるNewsPicks、イケダハヤトさんのブログ、永江一石さんのブログなどが上位を占めています。noteのユーザー層が何となく想像できますね。

有名人に依存する構造

この数字と分析結果を見て私が思ったのは、「note」というプラットフォーム自体の魅力だけでは人を集めてくることはできないだろうなということ。少なくとも現時点のnoteでは。

一般ユーザーのコンテンツが新たなユーザーを呼び、プラットフォームとして成長する。その中でnote出身の有名クリエイターが登場してくるという流れができるのが理想なんだと思いますが、最初の部分がかなりキツイ。

今までの成長は、ブロガーや経営者といった有名人とそのファンが牽引してきました。そういう人たちが一気に参入することで一時的にバブルが起き、一般ユーザーでもその恩恵に預かった人もたくさんいたようです。

でも、これからはそう簡単にいかないはず。

初期のnoteブームも一段落したところで、稼げる人とそうでない人がかなり固定化されたように感じます。となると、珍しい有名人が参加でもしない限り徐々に盛り下がってくるのではと思うのです。

そういう意味だと、ニュースキュレーション「NewsPicks」の状況と少し似ているかもしれません。クローズドなサービスあることとサービスの成長をどう両立していくか。難しい問題です。

私ならこうする

ここで話を終えてしまうと悲しくなってしまうので、「私ならこうする」案をいくつか考えてみました。ほとんどが思いつきなので実現性はあまり考えていませんが。

1.ポイント制の導入

実現ハードルは高いと思いますが、これはやったほうがいいと思うんですよね。クリエイターを支援する時に100円単位だと悩むんですよね。10ポイントとかだともっと気軽に支援できる。

あとはユーザー登録した際に無料ポイントを500ポイント付与するとかどうでしょう。有料記事の良さって買ったことがある人にしか分からないんです。なので無料付与のポイントで「有料記事を買ってみる」体験をしてもらう。

2.ランキングの導入

今のnoteに足りないのは、コンテンツを見つける機能。Google PlayやApp Storeのようなストアを作って、閲覧数、販売数、運営ピックアップといったカテゴリ別のランキングを作るべき。

フォロワー数が多い有名人ばかりランキング入りする懸念もありますが、そういう人は「電動入り」としてランキング対象外にすればOKだと思います。良質なコンテンツの発掘にも繋がりますし。

どうでしょう?

決してこれだけではnoteを盛り上げられるとは思っていませんが、ユーザーの増加、購入率の上昇、有名人に頼らないプラットフォームづくりといった面に効果はあるはず。

noteのみなさま、ぜひご検討ください。