人生を奪られるな!「ウシジマくんvs.ホリエモン」はそう教えてくれた。

世の中には「奪る方」と「奪られる方」が存在している。ところが多くの人は「自分がどちら側」なのかを考えたことすらない。私自身もその一人だったが、この本を読むことで日常生活に強い危機感を抱くようになった。

危機感を抱くことで、自分の考え方や生き方を「変えないといけない」と思いはじめる。これがホリエモンの言う「奪られる方から脱出するキッカケ」なのだろう。そのキッカケを私に与えてくれた部分を少しだけ紹介してみたい。

要点ピックアップ

世のなかの大半の人は、みんな自分以外のことに、本質的には関心がないのだ。(P.21)

プライドが高く、世間や社内の目がどうしても気になる人は、この言葉を何度も頭の中で暗唱してみるべき。私もプライドが高い(今も高いが)ので、書かれている内容が痛いほど刺さる。刺さりまくる。

社畜サラリーマンは、会社というベンチに自らの意思で座り続け、打席に立たない臆病者だ。(P.30)

バカになれず小利口であるがゆえに、リスクを取ることができず社畜であり続けようとする。サラリーマンは他人と比較してしまいがちな環境にいるため、自然と嫉妬が生まれ、足の引っ張り合いをする。

突き抜けた個性より「誰とでも仲良くやっていける協調性」の方が評価される。結果として「個」が埋もれていく。まさに自分のことを言われているのかと思い凹んだ。思い当たる人は他にもたくさんいるはず。

何もしないより間違っても行動する方がマシ(P.65)

このパートでは、情報商材を売るコンサルタントのことが書かれている。彼らのビジネスは決して褒められたものではないが、自身でリスクを取って行動しているという点では評価できるというのがホリエモンの弁。

真面目すぎる人は、自分で自分の生き方の枠組みを決めてしまう。(P.104)

枠組みを決めて気持ちにストッパーをかけることで、周りに迷惑をかけないようにしている。その真面目さが悪意のある人からすると格好のターゲットになる。これもつまるところプライドの高さが原因なのかもしれない。

いま、この瞬間に存在していない時間軸に意識がとらわれているなんてバカげている。(P.152)

過去を忘れられれば入ってくる情報が一新するというホリエモンのコメントは、まさにその通りだと思う。私自身はこのことに気づき、過去のことは全て忘れるように心がけている。過去も未来も、何も生んではくれないので。

全体を通しての感想

意見がズバッと書かれており、テンポよく読み進めることができた。とはいえ内容は極めて本質的なので、思い当たる人には次々と刺さる。かくいう私も、どんどん刺さってしまったクチ。

ホリエモンが氏の数ある著書で言いたいことは、実はそこまで変わらない。大事なのは「思考停止せず自分で考える」「情報を大量に浴びる」「素早くアウトプットする」「実践して改善を重ねる」「リスクを取って行動する」こと。

ホリエモンのことを「金の亡者」「人間味が無い」と思っている人にこそ読んで欲しい。マンガが入っている分、他の本よりはイメージしやすいはず。マンガ「ウシジマくん」も面白いので、合わせて読んでみると良いと思う。

この本には、貴重な時間や人生を「奪られてはいけない」という、氏なりの応援メッセージが込められている。良い方に捉えすぎかもしれないが、私にはそう思えて仕方ない。